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シビル・ソサエティをめぐる国際対話

【共催】
アジア財団国際交流基金日米センター(CGP)
【後援】
毎日新聞社
【日時】
2001年6月13日 午後2:30〜5:30
【場所】
国際交流基金フォーラム (地図)
【使用言語】
日本語、英語 (同時通訳)

日米欧は、社会構造そのものの広範な変化を伴う複合的な転換期を迎えています。最も重要な変化は、工業化から脱工業化への社会構造上の根本的な転換であり、労働市場と社会保障制度に甚大な影響を及ぽすと同時に、国家の役割に対する再検討、民営化の進展や個人の自己責任の拡大を同時に引き起こしつつあります。こうした変化はシビル・ソサエティと非営利セクターの重要性を高めるとともに、政策形成に係わる人々の関心を引きつけてやみません。

 しかし、一体、シビル・ソサエティとは何でしょうか。国と文化の違いによって多様な見方があり、さらに政府、企業、非営利セクターや各種コ、コミュニティなど、立場の違いによってもシピル・ソサエティに対する考え方は大きく異なっています。社会の現状と将来に関する公共的な議論は十分には尽くされているとは言えません。長い間にわたって、市場と国家のいずれかに焦点を当てるだけで、両者の間にある制度的な領域に充分な関心が払われてこなかったとも言えるでしょう。

 民営化の努力、社会参加や自治体との係わりへの関心(Civic Engagement)、市民の役割の強調、社会サービスの改革、ボランティアの社会的統合能力、労働と雇用、人々や地域間の結びつきやそこに生じる信頼 (関係資本−Social Capital) に関する考え方の変化は、シピル・ソサエティと生活の質との重大な関係を質・量両面において示しています。シビル・ソサエティは経済発展パターンや生活の質(Qualjty of Life)とどのような関係を有しているのでしょうか?シビル・ソサエティは複雑な現代社会のガパナンスをどのように具現するのか?このような多くの問いが提起され始めています。

 シビル・ソサエティが進歩するためには、こうした複合的な文脈の中でそれを定義づけ、見取り図を描き、分析する新しい研究が求められています。この公開シンポジウムは、アメリカ、ヨーロッパ、日本からシビル・ソサエティを論じ得る第一人者の方々を招き、シビル・ソサエティや非営利セクターの国際比較を交え、シビル・、ノサ工ティの基盤や今後取り組むべき課題について活発な議論をします。

パネラー:
猪口孝 東京大学東洋文化研究所教授、日本国際政治学会理事長
Larry Diamond (ラリー・ダイアモンド) スタンフォード大学教授兼フーバー研究所上級研究員
Susan J. Pharr (スーザン・フアー) ハーバード大学教授、同大学日米関係プログラム・ディレクター
松原明 "シーズ市民活動を支える制度をつくる会''事務局長

関連資料:
 パネラー略歴

プログラム

14:35-14:40 開会の挨拶 和久本芳彦(国際交流基金日米センター所長)

14:40-15:00 基調講演  スーサン・フアー(ハーバード大学教授)
"Lead Goose or Laggard? Japan as a Civil Society Model for Asia"

15:00-16:00 第一セッション
モデレー夕ー:スーサン・フアー(ハーバード大学教授)
パネリスト:猪口孝(東京大学東洋文化研究所教授)
"Confidence in Political Institutions"
ヘルムート・アンハイアー
(ロンドン・スクール・オフ・エコノミクス<LSE>非営利組織センター所長)
"International Comparison of Nonprofit Sector"
ラリー・ダイアモンド
(スタンフォード大学教授 フーバー研究所上級研究員)
"What NGOs Can Do To Improve, Deepen and Reform Democracy"
松原明("シーズ市民活動を支える制度をつくる会"事務局長)

16:00-16:20 休憩

16:20-17:20 第二セッション *会場の質問をもとに議論を展開する予定です
モデレーター:猪口孝
パネリスト:スーサン・フアー、
ヘルムート・アンハイアー
ラリー・ダイアモンド
松原明("シーシーズ市民活動を支える制度をつくる会"事務局長)

17:20-17:30 閉会のことば バーネット・パロン(アジア財団副理事長)